イライラを平気で他人にぶつけられる人
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誰しもイライラする事はある。
子供に対して、パートナーに対して、友達に対して、会社の上司、仕事のやり方に対して、社会の理不尽な対応、そして自分自身にたいして。
そのイライラは、どこで発散するのかというと、友達に聞いてもらったり、自分で気分転換したり、発散方法は人それぞれ。
私のように、ため込んでしまう人もいるだろうけど、いつか必ず爆発するのでおすすめしない。
でもそのイライラを、平気で他人に向ける人もいる。
以前付き合っていた人がそうだった。
イライラすることがあると、必ず私にあたり散らしてくる。
ほんの小さな事、ちょっとしたミス、普段なら気にしないことでも、このイライラの矛先を私に向けるためだけに、責めてくる。
「君はこの時、こういう対応だった。」
「いつもこいう態度で、人間としてダメだろ」
彼は私を責める材料を探すのがうまい。
それを指摘されると、私が凄く落ち込む事も知っているし、時には何日もふさぎこんでしまうこともある。
言い訳をすると100倍にかえってくるので、自分の感情は抑えて、その時が過ぎるのをひたすら待つ。
結局よく聞いていると、他でイライラすることがあったことがわかる。
そのイライラのはけ口に、私を利用しているだけある。
普段の時はとても優しく気づかいができる人。
それでも、私はイライラの時に責められないように、普段からミスをしないように、気にいらないことをしないように慎重に対応する。
油断して穏やかな日が続いて、幸せだなと思うと、急にまた責められるので、幸せな時ほど落ち着かなくなる。
その人と別れて10年以上経つけれど、いまだに物事がうまくいっている時ほど、どうしようもなく不安になる。
次にとてつもなく不幸なことが起こるような気がして落ち着かない。
そういう怒りを他人にぶつける人は、「わかってほしい」「愛してほしい」の心の叫びという心理カウンセラーの話を聞いた。
自分との関係に明らかな亀裂が生じていて「私に対する怒り」を私にぶつけてくれるならそれもわかる。
他の人とのトラブル、イライラを私にぶつけてきて、それを「わかってほしい」というのは都合が良すぎる。
仕事の愚痴もこぼすことのないプライドの高い人だったから、そういう形でプライドを保ちながら、自分のことをわかってほしい、こういう状態だ、というのを示していたのか?
イライラすることがあったら、そのまま愚痴でも何でも言ってくれた方がいいのに・・。
一人で子育てしていると、イライラする事も多く、その怒りのまま子供を怒ってしまう事が良くあった。
子供が成人してしまったけれど、私の子育ては後悔ばかり。
いまだに、夢を見て思いだすくらいに後悔の連続。
彼と同じような事を、自分の子供にしてしまったのではないか、と涙が出ることがある。